加工用トマト新品種「らくゆたか」の育成とその特性
- レコードナンバー
- 722011
- 論文タイプ
- 学術雑誌論文
- ALIS書誌ID
- ZZ20005074
- NACSIS書誌ID
- AN10556034
- 本文言語
- ja
- 著者名
- 矢ノ口 幸夫 ; 岡本 潔 ; 村山 敏 ; 元木 悟
- 誌名
- 長野県中信農業試験場報告
- 別誌名
- 長野中信農試報 ; Bull. Nagano Chushin Agr. Ex. Sta. ; Bulletin of the Nagano Chushin Agricultural Experiment Station
- 発行元
- 長野県中信農業試験場
- 巻号ページ
- 17号,p.79-91(2005-10)
- ISSN
- 03896935
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- PDF(1912KB)
- 抄録
- 1.「らくゆたか」は長野県中信農業試験場(農林水産省そば等育種指定試験地)において、1994-2002年に、手取り収穫適性、多収性などを目標に育成された一代雑種である。2003年9月に「とまと農林交31号」として登録され、命名された。2.育種素材には「NDMO51」、「93PLF3」を選定し、交雑育種法により花粉親系統「PLS6-6-3-2-1」を育成し、種子親には当場育成の「しゅほう」(とまと農林交21号)の種子親系総「10-8-4-3-7」を用いた。これらの育成系統間のF1を有望と認め、各種適応性検定試験を実施し、手取り用実用品種として有望であると評価された。3.「らくゆたか」の特性の概要は次のとおりである。草姿は心止まり型で無支柱栽培に適し、開張度は175cm内外でやや大きい。枝分け作業が必要となる時期における草型は立性である。早晩性は中晩生種に属する。手取り収穫による収量は安定して多く、国内トップレベルである。果実は120g内外のやや偏平球で、堅い。ジョイントレス果柄を有し、へた離れが良く、手取り収穫適性が高い。果汁の品質は従来品種とほぼ同等で、ジュース加工適性が高い。萎凋病のレース1とレース2、半身萎凋病のレース1に対して複合抵抗性を有する。4.適応地域は中部高冷地で、茎葉が繁茂しやすい温暖地には不向きである。長野県は2003年度に普及に移した。5.栽培上の留意点は、開花最盛期頃の草姿がやや立性であるので、枝分け作業を早めに2回行い、過繁茂を防止し、着果と果実肥大を促進させることと、確実に着果させるための健苗育成、植え傷みの防止、着果ホルモン剤による着果促進を図ることである。
- 引用文献数
- 10
- 登録日
- 2011年3月5日
- 収録データベース
- JASI ; AGROLib