干支の選日の一つである「八専」期間における伐採が木材・竹材の耐久性に与える影響
- レコードナンバー
- 742282
- 論文タイプ
- 学術雑誌論文
- ALIS書誌ID
- ZZ00012092
- NACSIS書誌ID
- AN00240373
- 論文サブタイトル
- 3年間の非接地暴露試験による腐朽・カビの発生度
- 本文言語
- ja
- 著者名
- 山本 幸一 ; 川上 敬介 ; 上杉 三郎
- 誌名
- 木材保存 = Wood preservation
- 発行元
- 日本木材保存協会
- 巻号ページ
- 33巻・4号,p.166-173(2007-07)
- ISSN
- 02879255
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- PDF(1098KB)
- 抄録
- 木や竹の伐採時期と得られた木材・竹材の生物劣化に対する耐久性との間の明確な関係を論じたものはない。伐採の時期と木材・竹材の耐久性を明らかにするために、森林総合研究所千代田試験地苗端のクローンである28年生のスギ(Crypomeria japonica)、及び同一林地に生育している3年生前後のモウソウチク(Phyllosachys heerocycla)を、2003年2月から12月にかけて12回に渡って伐採して試験に供した。伐採は、木・竹の伐採には適さないと言われている十干十二支(干支:えと)の選日の一つである「八専:はっせん」の期間中と、近接する「八専」でない日に、それぞれ行った。伐採後、直ちに玉切りした試験体を、野外に地上10cmの高さで水平に暴露し、カビの発生程度、目視による腐朽の程度、ピロディンによるピンの貫入深さ、キクイムシの被害の有無を3年間にわたって経時的に調べた。その結果、試験体木口面へのカビの発生程度はスギ、モウソウチクともに、伐採された時期とは明確な関係を持つが、「八専」との関係は認められなかった。腐朽に関してもスギ、モウソウチクともに、「八専」との関係は認め難かったが、冬期に伐採された試験体では、それ以外の時期に伐採された試験体に比較して、腐朽の程度が「八専」、「非八専」の何れにおいても高かった。ピンの貫入深さは、スギでは、腐朽度と関連性が見られたが、モウソウチクでは、腐朽度と関連性が見られず、目視による腐朽度は低く評価されたものの、大きな値となった。キクイムシの誘引は、2月伐採と4月伐採の皮付き丸太で見られたが、「八専」と「非八専」の間で、誘引頭数に相違は見られなかった。
- 引用文献数
- 20
- 登録日
- 2010年4月5日
- 収録データベース
- JASI ; AGROLib