利根川浚渫土客入水田その他に分布する亜鉛欠乏水稲の改良対策

レコードナンバー
845042
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ00016679
NACSIS書誌ID
AN00142421
本文言語
ja
著者名
白鳥 孝治 ; 鈴木 武 ; 三好 洋
誌名
千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station ; Bull. Chiba Agric. Exp. Stn. ; 千葉農試研報
発行元
千葉県農業試験場
巻号ページ
10号,p.15-22(1970-03)
ISSN
05776880
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抄録
アルカリ性の強い利根川浚渫土客入水田と,硫化物の集積する塩成干拓田に発生する亜鉛欠乏症水稲に対する改良対策を知ろうとして現地試験などを行なった。その結果は次の通りである。1 火山灰心土の客土は顕著な改良効果を表わした。2 表層にのみ硫化物の集積する地域にあっては,天地かえしはきわめて高い改良効果を表わした。3 硫黄華を用いて土壌のアルカリ性を矯正したところ,硫化物の生成を助長して,障害の改良効果を示さなかった。4 硫化物の集積する亜鉛欠乏症地域における塩酸による土壌アルカリ性の矯正は明からな改良効果を示さなかった。5 亜鉛の施与は明らかな改良効果を示したが,施与方法によって次の長所短所をもっている。ア 亜鉛根部附着法は高い改良効果を示すが,作業面に改良の余地がある。イ 亜鉛強化苗法は作業面の問題はないが,さらに高濃度の亜鉛含有苗の使用が望ましい。ウ 亜鉛の土壌施用は安全な方法ではないと思われる。エ 亜鉛葉面散布は効果の持続期間が短かいので,補助的な手段として用いられる。以上のために,現段階にあっては,客土,天地かえし,排水その他の根本的対策を行なうとともに,亜鉛強化苗を一株に多く植えることがよい栽培法であろうと考えられる。
引用文献数
8
登録日
2015年8月19日
収録データベース
JASI ; AGROLib